いざ入管へ(2)!!
前回の続き
調査第三部門へ入室、入るとすぐ4~50人ぐらい座れそうな待合室。受付で東京入国管理局に出頭しに来た趣旨を説明。在留特別許可の手続き上の注意事項を渡されて、呼ばれるまで注意事項を良くお読みになって待機するように指示される。
待合室にはすでに十数人の色々な国籍の在日外国人の人々が待っていました。なかには専門家を伴って来館している人も見受けられる。待合室と壁一枚で仕切られている奥の部屋がどうやら退去強制手続きを受ける部屋らしい。
幸村と奥様は不思議と緊張がとれ、ここまで来てしまった以上ジタバタしてもしょうがないので缶コーヒーなどを飲みデンと椅子に座って呼ばれるまで待っていました。
約40分程待ち、名前を呼ばれ例の奥の部屋へ。ついに違反調査の始まりです。
奥の部屋は待合室と同じぐらいのスペース。数十人の入国管理局の職員が、出頭して来た在日外国人を取り調べています。職員のなかには、威圧的で大きな声で質問している人、強面の職員や女性の取調べ職員などさまざまです。
幸村と奥様の担当になった取調べ職員は、まだ年齢が若そうな穏やかな感じの好青年。
最初は幸村と奥様が一緒に呼ばれ、取調べ職員と対座して座りいよいよ取調べ開始です。
取調べ職員からの質問は、
何年何月日本に入国したのか?
パスポートの名義は?プロモーターの介入は?
上陸場所は?上陸場所からの足取りは?
今の現状は?在留を希望しているのか?などでした。
特に何年何月日本に入国したのか?パスポートの名義は?の部分は正確に答えれるようにキチンと調べていた方が良いと思われます。出入国の記録を調べられますので。
幸村と奥様の場合はパスポートの名義人の名前は覚えていましたが、何年何月日本に入国したのかは奥様のオーバーステイ(不法滞在)の期間が長いので本人も良く覚えてませんでした。そのため出入国の記録を調べるのに時間がかかりました。
約30分程で最初の取調べが終了し一旦待合室へ戻り、再度の呼び出しを待つことに。