在留特別許可取得して
ここまで幸村と奥様のオーバーステイ(不法滞在者)からの国際結婚、そして在留特別許可への体験記を綴って来ました。
そして紆余曲折をへて2005年10月に晴れて在留特別許可を取得する事が出来ました。
国際結婚を決意して在留特別許可を取得するまで約一年間。長いような、短いような・・・そんな感じです。
在留特別許可を取得するまでは約6ヶ月でした。これはかなり早く取得できた方だと思います。
最初は、幸村が愛した女性がオーバーステイ(不法滞在者)だった!!
一体どうしたらオーバーステイ(不法滞在者)の彼女と結婚できるのか?
彼女をオーバーステイ(不法滞在者)ではなく日本で一緒に暮らせるようにするには一体どうすれば・・・?
日本人同士の結婚のように婚姻届1枚で結婚成立という訳にはいかない国際結婚。しかも相手はオーバーステイ(不法滞在者)・・・・
とにかく調べるしかない!!と思い行動を起こし、ときに楽観したり、ときに絶望したりと色々と大変だったけれどもそれなりにいい経験でしたし、いい勉強でした。
またオーバーステイ(不法滞在者)からの国際結婚、そして在留特別許可取得までの経緯で、入国管理局の不法滞在者に対する厳しい部分も、当然ながら経験しました。
法務省入国管理局の見解では
我が国に入国し在留しておられる外国人の大多数がルールを守っておられることは言うまでもないことですが,一方,残念ながら,我が国には推定約25万人の外国人が不法滞在しており,法務省入国管理局が不法滞在者に対して厳格に対応することもまた,国民社会の要請であると考えています。
法務省入国管理局では,我が国に潜在している推定約25万人の不法滞在者を今後5年間で半減することを目指した様々な取組を行っています。平成16年2月13日発表の法務省のプレリリースで公表しています。
今後はますます入国管理局の判断は非常に厳しくなり、不法滞在や不法残留、不法就労外国人は犯罪に加担する者も多く、労働面のほか風俗や治安など国民生活に直結する問題を引き起こすと判断していき取締りや罰則も強化されて行く事になると思われます。
幸村自身も当然に、オーバーステイ(不法滞在者)は犯罪であるし、入国管理局が不法滞在者に対して厳格に対応することも当然と考えています。
しかし現実は、お国の事情によりオーバーステイ(不法滞在者)になってでも、国許の家族を養っていかなければならない外国籍の人々も沢山います。
※あくまで事実を述べているのであって、この事実が許容されることはあり得ません。
そしてそのような外国籍の人々が沢山摘発され強制送還されているのも事実です。
オーバーステイ(不法滞在者)に対する是非は別として、今現在、不法滞在であるのであれば悲しいかな、まずは強制送還ありき、しかしながら個々の事案で法務大臣の特別な許可が頂ける可能性があるならば、日本での安定した生活を手に入れ、また自分の国の家族のためにも頑張って行けるよう幸村はこのHPを通じて応援していきたいと考えます。